「目的」と「目標」の違い!中間点とゴールで使い分けろ!?

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あなたは「目的」と「目標」の違いが何か、お分かりになりますか?

日常的な会話の中で、「目指すべきゴール」といった意味合いでよく使われる「目的」と「目標」ですが、その違いは何か?と言われると、言葉に詰まってしまうという方も少なくないのではないかと思います。

今回はそんな区別のつきにくい「目的」と「目標」の違いについてご紹介していきたいと思います。

「目的」と「目標」それぞれの言葉の意味は?

それでは、まずは「目的」と「目標」、それぞれがどういう意味の言葉なのか?その意味を調べてみたいと思います。

目的の意味
1 実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。
2 倫理学で、理性ないし意志が、行為に先だって行為を規定し、方向づけるもの。
目標の意味
1 そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。
2 射撃・攻撃などの対象。まと。
3 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。

なんだか「目的」の方が壮大で、「目標」は小さい印象を持ってしまいました。

「目的」は最終ゴール、「目標」は目印?

「目的」と「目標」、それぞれの言葉の意味を調べて見てみると、普段同じような意味として使っている言葉でも実は違った意味であることが分かると思います。

まず「目的」についてですが、これは言ってしまえば目指すべき最終ゴールと言うのが正しいと思います。

そして「目標」ですが、これは「目的に到達する上で必要な条件」や「目的にたどり着くための道しるべ」という意味が適正ではないでしょうか。

「的」と「標」が意味の違いを分けているのでは?

「目的」と「目標」、それぞれの意味の違いを決定づけているのは「的」の字と「標」の字だと思います。

 

的という字は「射撃の的」などの使い方がされるように、「狙うべき対象」という意味を持っています。つまりゴールですね。

対して「標」という字は「しるべ」とも読みます。

しるべというのは「手引き」や「道案内」、「目印」などを意味する言葉です。

つまり、しるべ自体は別にゴールではなく、「ゴールまでの道のりを迷わないためのもの」「あくまで中間地点」ということになります。

 

ここが「目的」と「目標」の決定的な違いなのではないでしょうか?

 

日常生活で「目的」と「目標」を使い分ける時は、最後に達成すべきものを「目的」、その目的を達成するための中間地点を「目標」と言うようにすれば誤用を避けることができるのではないかと思います。

以上、今回は「目的」と「目標」の違いについてご紹介させていただきました。