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お鍋のシメと言えば雑炊が定番ですよね。
居酒屋のコースメニューでも雑炊は鉄板です。
でも、実家で鍋料理の最後にはおじやを食べてた記憶があり、雑炊と何か違いがあったかはうろ覚え。
おじやと雑炊の違いは一体何なのでしょうか?
今回はそんなおじやと雑炊の由来や違いについてご紹介します。
おじやの由来と違い
まずはおじやについて見てみましょう。
この説明を見る限り、おじやと雑炊にはあまり違いが無いようですね。
「じやじや」というのはどうなのでしょう、じやじやと煮るからおじやと言われてもあまり馴染みがない擬音ではないでしょうか。
私にはこのおじやの由来があまりピンと来ません。
古文書を調べると「おみそ」や「いれみそ」という表記が見られます。当時から味噌を使った料理としておじやが親しまれていた可能性がありますね。
また他にもおじやの由来にはスペイン語の「olla(オジャ」という煮込み料理だという説もあります。
オジャという発音は確かにおじやと似ているので、日本に伝わった際に適切な漢字がなくて今もひらがな表記のまま残ったという可能性はあるような気がします。
雑炊の由来と違い
次に雑炊について見てみましょう。
やはり意味自体はおじやと違いがないようです。
雑炊はかつて増水とかいて「ぞうすい」と呼ばれていました。
そんな増水に豊富な野菜や具材を入れるようになったことから次第に現在の雑炊という表記へと変わってきたそうです。
雑炊の由来の方がなんだかしっくりくる感じがしますね。
おじやと雑炊の違い
おじやと雑炊にはほとんど違いが無いというのが辞書から読み取れます。
ですが、現代ではおじやと雑炊に対する一般的な認識にはいくつか違いがあることが分かりました。
一番の違いはおじやはお米が水分をたっぷりと吸収してとろみが出るもので、雑炊は水分が多いという違い。
おじやと違い、雑炊はお米のぬめりを洗い流してから炊くから粘り気が少ないのです。
また雑炊はお店での提供メニューとして定番ですが、おじやは家庭料理で出される傾向があるという違いもあります。
おじやはおかゆのようにお米が柔らかく水分を多く含むので風邪を引いた時にも食べやすい料理ですね。
以上、おじやと雑炊の違いについてご紹介しました。
言葉の定義に違いは無くても、実際は若干の違いが広く認識されているんですね。
でも地域によって変わるおじやと雑炊はどちらも明確な決まりはないようです。