「対応」と「応対」の違い!応じる対象が人か状況かがポイント?

この記事には広告を含む場合があります。 記事内で紹介するサービスをご利用になることで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

同じ漢字を組み合わせた対応と応対。

文字だけ見ると違いが有るのか無いのか分かりにくいですよね。

 

「来客に対応する」
「来客に応対する」

「緊急トラブルに対応する」
「緊急トラブルに応対する」

 

対応と応対の使い方に違和感を感じるものもあるのではないでしょうか?

でも違いを説明しようと思うと意外と分からない対応と応対。

今回はそんな対応と応対の違いや使い方についてご紹介します。

対応と応対の意味

まず対応と応対の意味から見てみましょう。

周囲の状況などに合わせて事をすること。
相手になって、受け答えすること。

応対は意味を見ると具体的な情景が浮かぶぐらい具体的ですよね。

一方で、対応の方がなんだかふわっとした意味になっています。

こうやらこのあたりの意味に対応と応対の違いがありそうです。

対応と応対の違い

では、具体的に対応と応対の違いとは何なのでしょうか。

それは応じる対象が人か、そうでないかという違いです。

 

つまり人に応じるのが応対状況に応じるのが対応という違いなのです。

 

具体的な状況が分からなくても、「応対してきました」という人がいたらそれは誰かを相手にしたことが分かります。

もし「対応してきました」であれば何らかの状況に対処したことが分かります。

対応と応対の使い方

人に応じる応対、状況に応じる対応という使い方の違いが分かればもう簡単。

例文を見ながら対応と応対の使い方を確認してみましょう。

 

・対応
緊急事態に対応した
状況の変化に対応する
iPhone対応の充電器

・応対
突然の来客に応対した
クレーム応対は疲れる
電話セールスの応対はしたくない

 

クレームの場合は対応を使うこともありますが、クレームを言っている人に応じるのは応対で、クレーム対応と言うとクレームを受けている状況に応じることを指すという考え方になります。

何に対して応じているかの違いであって、対応と応対のどちらでも使えるケースなんですね。

 

以上、対応と応対の違いや使い方についてご紹介しました。

対応と応対の違いは明確なので、使い方も難しくないですね。