レポートの書き出しを例文解説!大学でも会社でも使えるノウハウ!

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レポートは書き出しから躓きがち。

早くレポートを書きたくても、書き出しで悩んでしまってなかなか進まないという経験は誰にでもあると思います。

今回はそんなレポートの書き出しをスラスラと書けるように、例文を掲載しながら解説していきます。

 

レポート全体の書き方についてはこちらの記事も参考になさって下さい。

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レポートの書き出しで使える鉄板2パターン

実は、レポートの書き出しはたった2つのパターンさえ押さえておけばOKです。

それが「問題提起」と「結論」です。

書き出しを問題提起からはじめるレポート

「序論・本論・結論」の3構成から成るレポートの定番パターンでは最初に問題提起からレポートが展開されていきますね。

レポートの書き出しを問題提起からはじめるとスムーズに進むのはどんなケースなのでしょうか。

それはテーマに対する回答がシンプルに書けないケースです。

 

例えばレポートのテーマが「レポートの書き出しに関して自由に書く」というケース。

その場合はこのような問題提起の書き出しが考えられます。

なぜ、レポートの良し悪しは書き出しによって大きく左右されるのか?

レポートで主張したいことを引き出す為の問いを最初に用意するということですね。

書き出しを結論からはじめるパターン

PREP法のようなレポートの構成は結論からはじまります。

結論を伝えてから論理を展開するので、読み手に伝わりやすいレポートに仕上がります。

ではどのようなレポートの場合に書き出しから結論を書くのが良いのでしょうか。

 

例えばレポートのテーマが「レポートの書き出しには何を書くのが最適なのか?」というケース。

 

私はレポートの書き出しに最適なのは「問題提起」か「結論」で、ケースによってどちらが最適になるかが決まると考える。

レポートのテーマが明確な問いを含んでいるパターンですね。

レポートの書き出しを例文で紹介

結論型レポートの書き出し例文

(テーマ:レポートとは何か?)

レポートとは特定のテーマに関する考察をまとめるために、客観的な文献や資料を様々な方面から収集し、分析結果を踏まえて自身の考えをまとめたものである。

(テーマ:日本人が英会話を学んでも話せるようにならない理由)

日本の学校教育で学ぶ英語は実際に会話を行う際の思考プロセスとは大きく異なる。この学校教育が英語のベースとなるため、英会話を学び始めても日本人は英語を話せるようにならないのだ。

長文になるレポートで避けなければいけないのが「結局、何が言いたいの?」と思われてしまうこと。

結論型レポートでは書き出しから分かりやすく結論を伝えてから本論に入るので、レポートの主旨を明確に伝えることが出来ます。

 

レポートの書き出しで結論を伝えることで、その後のレポートの文章が多少分かりにくいものになってしまっても言いたいことがしっかりと相手に伝わるのは大きなメリットですね。

文章に自信がない方は結論型を取り入れて、レポートの書き出しで先に重要な結論部分を伝える方法は有効です。

問題提起型レポートの書き出し例文

(テーマ:レポートの構成について論じよ)

なぜ世の中のレポートには分類すると特定の文章構成に当てはまるものが多いのか?

(テーマ:日本人が英語を話せるようになる方法)

なぜ日本人は学校教育で長年英語を学んでも全く話せない人が多いのだろう?

長文のレポートを最後まで読ませる工夫として問題提起型レポートも有効です。

 

レポートの書き出しで問題提起しておくことで、読み手に対して興味付けすることが出来ますよね。

脳科学的にも一度頭に浮かんだ疑問に対して答えを求めることは自然な脳の働きであることが分かっています。

 

これを利用して問題提起からレポートの書き出しを進めることで、その先もじっくり読もうと思わせることが出来ます。

結果的にあなたのレポートは主張内容が伝わりやすくなり、レポートを正しく評価してもらえるのです。

レポートの書き方で大事な3つのポイント

レポートの書き出しで有効な2つのパターンを抑えると同時に、レポートの書き方に関するポイントも抑えておきましょう。

そうすることであなたのレポートはグッと質が高まります。

5W1Hで分かりやすいレポートが書ける

レポートの書き出しに限らず、人に何かを伝える際に有効な5W1H。

  • Why(なぜ)
  • Who(誰に)
  • When(いつ)
  • What(何を)
  • Where(どこで)
  • How(どうやって)

結論型と問題提起型のどちらの書き出しからレポートを書くにしても、5W1Hを盛り込みことで具体的に伝わるレポートになります。

もちろん全ての要素を無理矢理詰め込む必要はありません。

でも、これらの要素があればあるほどレポートの読み手にとっては内容が分かりやすいので、不自然にならないのであれば極力これらの要素を盛り込みましょう。

一文は短くコンパクトに

レポートを読む人も忙しいので冗長なレポートはなるべく読みたくありません。

特に大学では多数のレポートを短期間で読まなければいけませんので、端的に読みやすい文章を心がけるべきです。

 

そこで意識しておきたいのが、一つの文章はなるべく短くコンパクトにまとめるということ。

 

短い文章でテンポ良くレポートを仕上げると、読みやすく分かりやすいレポートに仕上がります。

特にレポートの書き出しでは短い文章を意識しましょう。

文体は「だ・である」調で書く

「です・ます」調の文体と比べて「だ・である」調は説得力が増します

デメリットとしてお堅い印象にはなりますが、レポートとはそもそもそういうものですから問題はありません。

レポートは主張をはっきりと伝える必要があるので、「だ・である」調で力強く書き上げましょう。

レポートの書き出しまとめ

レポートの書き出しは読み手の印象を決める大事なパートです。

書き出しによってその先のレポートの展開が決まるので、ケースに合わせて2つの書き出しパターンを上手く使い分けましょう。